「修行」という言葉をここ2,3年で意識するようになりました。
仏教に興味を持ち始めてから約2年くらい。それまでは色んな悩みや不安、変えられない変わらない自分へのいら立ち、仕事と家庭のバランスが取れない日々・・・いろんな重圧を抱えながら苦しんでいたのが懐かしいです。
それも、この「修行」だったんだと思うんですが、実は今も「修行」だと思っています。心の余裕や充実感、満足感など数年前の自分とは180度意識や感覚が良くなっていますが、それでもまだまだだという感覚を持ちながら、今を「修行」ととらえて生きています。
「修行」ととらえることで、随分楽になりました。
今までは振り返ってみて、あの時大変だったなとか辛かったなとか、あれが修行だったんだとか思い返していますが、その当時は必至過ぎてそれが修行かどうかなんてどうでもよくて、目の前にある問題に常に頭を抱えながら取り組んでいた気がします。
それが、今は起きることは自分の心や体を鍛える「修行」なのだと冷静にものを見ることができるようになりました。耐えられない範囲課題がやってきたらまた過去のようになるかもしれませんが、それでも今は以前より冷静にものを見ることができるようになったなと思います。
何が変わったのか。物の見方が変わったんだと思います。会社員として一生懸命に働き、家に帰って家族の為に頑張る、ヘトヘトになり、寝る。そんな日々では物の見方はなかなか変わらないと思います。
僕の場合は本を読み、人の話を聞き、SNSで発信し、本の実践をして、やったことのないことをして、見たことないものをみて、興味があればより深めて・・・その繰り返しが見方を変えたのだと思います。
頑張って働くだけが人生じゃないのはわかっていても、現実はそうなっていた。そのループから何年も抜け出せずにいたのですが、僕は読書とその実践をきっかけに大きく変わることができました。
子供や家族と過ごす時間はもっと欲しいですが、以前に比べると大分増えました。そして仕事で疲れたお父さんとしてではなく、子供と一緒に心から楽しめるお父さんになることが出来ました。
人生はまだまだ続きますが、人生の課題が無くなることは無いと思います。
だからこそいつでも「修行」なのだと思います。
いろんな困難を自分の「修行」と捉えて日々を大切に生きたいと思います。
子供たちがなりたいと思うような大人になるために、この「修行」を通してより素敵な人間になりたいと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。